日本では、上図の@・Bが主流となっています。もっとも危険な経路が主流!なのです。
何故もっとも危険なのでしょう?
第一の問題は、競り市や卸店(ブローカー)などには、色々なブリーダー(中には悪質ブリーダーも)から大量の子犬が持ち込まれる事にあります。ある大規模競り市では、一日に300頭〜400頭が取引されるそうです。
その中に、もし感染症にかかっている子犬がいたら...。
→感染症の詳細について
もう答えはお解かりですね。
ワクチンも未だ効かない時期の子犬を、集めるということ自体が危険なことなのです。
→ワクチンの知識について
感染症には潜伏期間があって、菌を保有したまま、まだ発症していないことがあります。ですから、
仕入れた時は元気でも、ペットショップ内で、または飼い主さんにお渡し後に発症する事もあります。感染症を持っていることがわからずに仕入れてしまった子犬がたった1頭でもいたら、ペットショップの他の犬にも感染する確率が高くなる訳です。
第二の問題は、店頭での売れ残りリスクを回避するために、子犬の社会化期を無視した、早期の流通です。Aルートで販売される場合は、その多くは競り市(オークション)を経由しており、しかも、
生後45日未満で店頭に陳列される割合が60%にまで及んでいます。
子犬にとって犬との付き合いや、人間との関わりを学ぶ「社会化期」という大切な期間があり、この生後3週〜12週は親犬から母乳をもらい、兄弟犬と遊ぶことにより、犬との付き合いを学び、ブリーダーさんから人間に慣れることを覚える、大切な自然学習期間です。この大切な期間を過ごせないとしつけしづらい(「問題行動」を起こしがちな)子になり、捨て犬を生む要因にもなります。
このようにペットショップでの子犬の陳列販売は、子犬たちにとって何一つ良いことが無いばかりか、最悪のケースでは子犬の命を奪い、さらには、飼い主の皆さんに悲しみや苦しみを与えてしまうことにも、なりかねない仕組みなのです。
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